2012年4月13日金曜日

Grossdeutschland Panzer Division, World at War, #20

例によって書泉で入手。シンプルな表紙がよい。

付録ゲームはFamous Divisions: Grossdeutschland Panzer Division。1ヘックス約500メートル、中隊規模ユニット、1ターン6時間でZOCあり、長射程射撃(Ranged Fire)あり。何か違和感があるけれどもPanzer Blitzと作戦級の融合といったところか。敵の移動に対する阻止射撃あり。ユニットは中隊を反映、戦車ユニットはシルエットつき。マップはシナリオに対応してKursk, Akhtyrka, Mischurin-Rog, Lutchessa Valleyをそれぞれハーフマップで表現。記事を読むまではKurskしか知らなかった。

デザインノートによると、WWIIにおける高名な師団の戦歴を浮き彫りにしつつ、師団の特徴的な組織構成を見ることができるようにデザインしたとのこと。追体験できるのはしばらく先になりそうだ。WaWのサイトでは既に売り切れ。シリーズとして続くのか?



記事内では大ドイツ歩兵連隊の設立からフランス戦、バルバロッサを経て1942年に自動車化歩兵師団に再編、43年に装甲擲弾兵師団、クルスクを経て44年にはブランデンブルグ師団と統合、45年3月には4500名を切ってソ連軍へ降伏するまでが概観できる。42年、43年、44年の移動と戦歴も地図付きで解説。東部戦線を縦横に転戦していることがよくわかる。書泉価格でも買ってよかったかも。




ソロプレイしている方がいました。
http://slgplayer.exblog.jp/16479830/

持ってる方。
http://utsu-log.tumblr.com/post/10401528380/world-at-war-20-famous-divisions-gross

2012年4月9日月曜日

GJ 29号のバルジでチットルール無しの練習

そこそこの規模のゲームで練習しようと手持ちの付録ゲーム群を見渡し、まずバルジ。

付録ゲームをVASSALモジュールで初期配置。バルジの初期配置で師団規模なら米軍はほとんど戦線を張れない。WaWのThe Bulge と比べれば、米第28師団の扱いが違っている。本作は師団で1ユニット、The Bulgeは連隊に分けている。システムの違いか。
せっかくのVASSALモジュールだから、まずはチットルール抜きで進めてみる。チットシステムに慣れていないのだ。尾根や森林、河川ヘックスに入ると移動停止、ZOC喪失というルールは思いのほか独軍の前進を止めて米軍の後退を促している。アルデンヌとはこのような地形だったか。

そういえばPanzer Leaderでのアルデンヌを模したマップも森林の中の一本道を描いていた。シナリオは橋の奪取と突破という記憶がある。今ならなるほどと思う設定だ。

米第28師団は一目散に後退。米軍のいない中央部でも道路を外れると独軍は遅々として進めず。1ターンだけで「アントワープ無理」を実感する。

1940年の対仏戦、仏軍の混乱がなければどうなっていたのだろう。

2012年4月8日日曜日

1940年のバルバロッサ(CMJ)

2012/04/07
1940年途中までチャーチルは首相ではなかったとのこと。そう言われればそうだ。攻撃側に立った場合の指揮統制は防御側で崩壊した史実の西方戦役よりも円滑になるのではなかろうか。
http://d.hatena.ne.jp/k-takahashi/20120318/1332083854
このゲーム、英仏軍ユニットの除去でも独軍勝利。選択肢の一つとして西方集中という手もあるのかと思うが、まあやらないだろう。検索しても意外にヒットしないのは仮想戦だからだろうか。

2012/03/31
書泉グランデで購入したもの。一昨年WaWの原版を入手していて、付録ゲームもメインの記事も手元にあるわけだが、結局はリプレイ他の記事につられた。ポーランド東側とリトアニアの交換という仮想戦。確かにレニングラードもモスクワも近くなるのだが、だからといって独軍有利かどうかはわからない。西方との二正面作戦を強いられ、戦力も整わず東部戦線は南方軍集団が登場しない。この設定だとウクライナ資源地帯を目指す戦争経済どころではないとも言う。戦争指導の幅が狭くなる分、独軍に有利かもしれない。電撃戦という概念もポーランド戦だけでは未発達だろうか。

1940年には史実の対仏戦同様に装甲師団の主力はI号とII号で一部がIII号だろう。T34やKVは出るのかどうか(この辺の兵器の詳細は本作と関係ない)。西部戦線を耐えるのみ、だと逆シュリーフェンプランのようにも読める。

杉原千畝が命のビザを発行した年でもある。彼は独ソ戦の開戦時期を探る任務を持っていたという。本作の設定であれば寧ろポーランドに赴任するのだろうか。

とりあえずの初期配置、西部戦線

同、東部戦線









http://pegassacity.tumblr.com/post/20212131445/decision-games-slg-world-at-war-1940-what-if

2012年4月5日木曜日

ノルマンディ上陸作戦(WGHB2010)

2012/04/05
防御側で少し進歩したと思えば攻撃側で停滞。コタンタン半島初期配置の独軍2-1ユニットが死守気味に動くとき、どのタイミングで何ユニットまわすべきか。うっかり攻撃側に損害がでないように初動で集中させるのだろうか。そうすると第9ターンの増援は遊軍になりかねない。うまく逆算して3ユニット集中させたい。主攻方面であるアルジャンタンあるいはアバランシュに間に合うか。

2012/04/03
少し基本戦術を覚えたところ、独軍も何とかなるようになった。MustAttackでアドバイスを頂いた皆さんに感謝。勝利得点都市を守るには都市にユニットを配置してはいけない。周囲に配置することで戦闘後前進で都市に相手側ユニットの入ることを阻止する。これだけで最後の最後に一ターン稼げる。こういう戦術というよりも技巧に相当するところはリプレイに書いてほしいところ。囲碁で言えばシチョウとかゲタに相当する技巧だ。
最終ターンの目標。アルジャンタン左隣の2143に装甲師団、フレールにも装甲師団、その隣にユニット一個という配置が実現すると、最悪でもフレールに対する戦力差+2の勝負になる。ここから逆算することで中盤から終盤の指針ができる。別にここまでリプレイに書けとはいわない。技巧に依拠した作戦を考えるところが醍醐味だろう。
しかし、作戦を考えるまでに必要な技巧を実地で見つけねばならないところが囲碁や将棋と違うところだと実感した。

2012/03/24
VASSAL版をソロプレイ。独軍は押され気味。装甲師団を集中させれば反撃も面白いのだが、やはり左翼にも増援を持っていかないと総戦力の差が効いてくるか。